【未来に備えよう】令和6年能登半島地震を経験して
石川県在住の整理収納アドバイザー【やまゆ】です
今回の記事では、実際に大きな地震・津波警報で避難を経験して感じたことをまとめています。
当日のこと
「令和6年能登半島地震」の際、私は家族とお店の駐車場にいました。
ちょうど子どもたちを車に乗せていた時に地震アラートがなり、時間を空けずにすぐに立っていられないほどの揺れが長い時間ありました。
そして揺れが収まった直後には「津波警報」。
金沢市で海に近い地域に住んでいて、その時も海の近くにいたのですぐに車を走らせました。
ちなみに親戚の集まりの帰りで夫はお酒を飲んでいたので、運転手は私(怖くてちょっと泣きそうでした)
家からみんな飛び出して車を走らせ、いつもならガラガラな元旦の道も大渋滞!
車のテレビから流れる「津波がきます!今すぐ逃げて!」がすごく怖くて、もうダメかもしれない…と思いました。
結局津波の被害は私が住んでる地域は幸いにもなかったのですが、あんなに怯えながら運転したのは初めてでした。
家の状況
津波警報から2時間半くらい経過したところで、一旦必要な物を家に取りに行ってからまた避難しようと夫と話して帰宅。
家の外観や周囲の様子は問題なさそうでしたが、家の中が少し荒れていました。
今まで震度4でも落ちなかった物が結構落ちてました。
寝室は写真立てが落ちてフローリングが割れてました。
ちなみに「絶対落ちてるやろなー」と思っていた玄関のこの部分は何一つ落ちていませんでした。
玄関は造りが丈夫?
当日の夜は長女が地震の恐怖で不安定になり、家にいるのが怖いと泣き出してしまったので、比較的内陸で安全そうな兄の家に急遽泊めてもらいました。
すぐに直ったみたいですが、兄の家は水道から泥水のようなものが出ていたそうです
周囲の状況
家の周りや近所は大丈夫でしたが、車で10分ほど走った場所では道路が陥没していたり瓦の屋根が剥がれている家や、灯篭が倒れている家もありました。
お店も天井が剥がれ落ちていたり、立体駐車場が入れなくなっているところも。
石川県庁周辺や、海に近い場所の方が被害が大きく感じました。
防災について考える
「そうなってからじゃ遅い」というのはホントその通りで、いかに防災意識が甘かったと痛感した今回の地震。
これから防災意識を高めて備えよう、気を付けようと思ったことを私の個人的な視点でまとめました。
津波の時にどこに逃げればいいのか
わが家の避難先は小学校や公民館なのですが、その場所も結局は津波がきたら危険な場所。
そして元旦なのですぐに鍵は開かないだろうと夫と話してて、「逃げてと言われてもどこに逃げれば?どこに向かえば?」とパニックでした。
私たちはホテルや立体駐車場などの高い建物がある金沢駅周辺に一旦待機していました。
近所の方にどこに避難していたか聞くと、やはり少し離れたショッピングモールなどの屋上に車で避難していたそうです。
津波警報の時の避難場所について、家族と事前に決めておくことが大切だと感じました
給油できない
もしかしたら長時間車で過ごさないといけないかもしれない…と思い、ガソリンを入れようとしても道中のほとんどのガソリンスタンドが閉められていました。
一か所だけ営業しているガソリンスタンドがありましたが大渋滞!
翌日には営業しているガソリンスタンドも多かったですが、日ごろからギリギリではなく残量が半分くらいになったら給油をしておこうと思いました。
防災備蓄が少なすぎる
たぶん準備したのは5年前…?
見直ししなきゃなー…と思っていた矢先のこの地震。
非常食も期限ギリギリ、子どものオムツなども入ってない状態。
家族も増え、必要な物の量や内容も変わっているので、少なくとも年に一回は見直そうと心に決めました
ちなみに地震があった直後は、コンビニのご飯系が一気になくなっていました。
翌日のスーパーでは食材は並んでいましたが、しばらく水や除菌シートの棚が空になっている店舗もありました。
外出時に備える
ここ最近の石川県での震度4以上の地震の時は、今回も含めてほぼ外出中でした。
外出中でも少しでも安心して避難できるように、防災ポーチをバッグに入れることと、夫・私の車両方に防災グッズを乗せておくようにしようと思いました。
家の中の安全対策
今回の地震で棚から落ちた物はなるべく置かないようにしました。
時計が落ちたのですが、元旦になってもクリスマスツリーを片づけていなかったズボラなおかげで、ツリーでワンクッションあったのか時計も床も無事だったことに驚き。
リビングは家族が長い時間過ごしている場所なので、安全を考えて飾り棚の上は何もなしにしました。
子どもの季節物の作品は飾ろうかなと思います
洗面所のラックの上は全滅だったのですが、収納がないと不便なので、置くものを軽い物だけに厳選して量を減らして置いてます。
地震の時は外にいたのでわかりませんでしたが、家の中にいたら物がたくさん落ちてきて子どもたちが怪我したかもしれない、もっと怖かったかもしれないと思うと、少しでも安全な場所にしておこうと思いました。
防災は今日から
いつかは来るかもしれないし、来ないかもしれない。
もちろん来ないに越したことはないけれど、自分のために・家族のために備えておくのは大事なことだと実際に経験して痛感しました。
一気に色々揃えるのはお金も掛かるし、置いておく場所も必要だけれど何もしないより少しでもする方が安心は増えるので、少しずつ備えていこうと思います。
最後まで見ていただき、ありがとうございました